若さと老い

 元・黒部市教育長で、現・黒部市芸術文化協会会長の中〇慶一先生の「芸文くろべ」の表紙に、『若さと老い』と題した挨拶文に、サミュエル・ウルマンの「青春」の詩の一部が紹介されていました。

 

「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。」

 

「年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて

                        老いがくる。」

 

「人は信念と共に若く、疑念と共に老ゆる。

      人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。

          希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」

 

とあり。深く考えさせられる部分が多々あります。長寿社会において、上記の詩は大きなヒントを与えてくれているように思います。「家族」「趣味」「スポーツ」「仕事」…。

 

 

 

 先月(2017.7.18)、105歳の現役医師、日野原重明先生が亡くなられました。テレビの特集番組や書籍でも拝見しましたが、希望に満ち溢れ、「信念」「自信」をもって精力的に活動され、若々しい笑顔がとても印象に残っています。まさに、「青春」の詩そのものに感じました。

 

(日野原先生の名言より)

 

「生きがいとは、自分を徹底的に大事にすることから始まる。」

「自分のためにではなく、人のために生きようとするとき、

               その人は、もはや孤独ではない。」

「なんと言っても、人が人に与える最高のものは、心である。

    他者のための「思い」と「行動」に費やした時間、

      人とともにどれだけの時間を分けあったかによって、

                 真の人間としての証がなされる。」

 

                                           (H29.8.9)