NO.4 骨盤の役割・働き
骨盤の役割・働きを、地震に対する建物の対策に置き換えて説明してみます。
地震に対する建物の対策として耐震構造、制震構造、免震構造がある。「耐震構造」とは、地 震力に対して、柱、梁、壁などを強固にして建物が抵抗できるように計画されているもの。 |
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「制震構造」とは、ダンパーなどの制震装置を入れ、揺れを早く収め、躯体の損傷を小さくす るもの。 |
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「免震構造」とは、地面と建物の間に積層ゴムなどの免震装置を入れ、地面の激しい動きを ゆっくりとした動きに変えて建物に伝えるものをいいます。 |
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人体を高層ビルに例えるならば、骨盤は基礎の部分・土台と考えられます。役割としては、 重量を支える強さと弾力性を求められます。骨盤を支えている筋肉と安定した形状は 体重負荷に対する耐震作用。そして、脊椎・股関節・膝関節・足関節の連動する可動域は 衝撃を吸収する制震作用。各関節の軟骨は、積層ゴムのようにクッションの役割をし、 免震作用そのものであるといえます。 |
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人は日常生活において様々な動きをして骨盤に負荷をかけます。運動時には、体重に スピードが加算され衝撃は測り知れないものになります。 体にとっては、常に激しい地震が起きていると考えてもおかしくはありません。 この骨盤の役割・働きこそが、体のバランスを調整し、安定を図っているといっても 間違いはありません。
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「骨盤を中心に体全体がバランスを制御して安定を図っている」
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