2024年

5月

05日

立夏(りっか)

今日5月5日より、24節気の「立夏」に入りました。(~19日頃)

「穀雨」から「立夏」へ変わり、暦上では夏の始まりです。春分と夏至のちょうど中間にあたり、この日から立秋の前日まで夏季になります。

「立」という字は、新しい季節の始まりを表し、「立夏」は「立春」「立秋」「立冬」とあわせて「四立(しりゅう)」と呼ばれます。

 

〖この時期に使える時候の挨拶〗

 ①立夏の候  ②初夏の候  ③薄暑の候  ④新緑の候  ⑤薫風の候


2024年

4月

19日

穀雨(こくう)

今日4月19日より、24節気の「穀雨」に入りました。(~5月4日頃)

「穀雨」とは、百穀を潤す雨の降るころ。「万物生」ともいわれる命の雨を注いで、春の役目は終わり。梅に始まった花の春もまた藤、躑躅でゆく。

〖この時期に使える時候の挨拶〗

 ①穀雨の候  ②葉桜の候  ③麗春の候  ④惜春の候  ⑤新茶の候


2024年

4月

04日

清明(せいめい)

今日4月4日より、24節気の「清明」に入りました。(~18日頃)

「清明」とは、万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語です。

 百花うららかに、百千鳥はつらつと。万物が清らかで、まばゆい光に包まれるころ。野遊びに磯遊びに、いざ爛漫の春へ。

《旬のもの》

 さかな…『栄螺』 野菜…『みつば』 花…『アネモネ』 野菜…『新じゃがいも』

《行事》

 『十三詣り』数え年で13歳になる子どもたちが、虚空蔵菩薩を参拝し、知恵や福徳を授かります。

         子供たちは好きな漢字を一字書いて「お身代わり」として捧げます。


2024年

3月

20日

春分(しゅんぶん)

今日3月20日より、24節気の「春分」に入りました。(~4月3日頃)

「春分」とは、昼と夜が同じ長さになる日であり、自然を讃え生き物を慈しむ日。3月から4月は一年で最も気温の上がり方が大きく、流氷は南へ、桜前線は北へ足早に。

《旬のもの》

 野菜…『土筆』 さかな…『帆立貝』 花…『チューリップ』 お菓子…『桜餅』

《言葉》

『暁と曙』「暁」は夜が明け始める前のことであり、夜の終わる頃とも言われています。「曙」は夜が

       明け始め空が明るくなり始める頃です。曙は「夜が明ける」と「ほのぼのと明ける」という

       言葉が組み合わさってできた言葉です。


2024年

3月

05日

啓蟄(けいちつ)

今日3月5日より、24節気の「啓蟄」に入りました。(~19日頃)

「啓蟄」とは、冬ごもりの虫たちが土の扉を開く。人は辛夷の花を合図に田打ち、畑打ち、種蒔きへ。生けるものみな、春の世界へ進みゆく。

《旬のもの》

  魚 …『さより』 鳥 …『かわらひわ』 野菜 …『わらび』 花 …『かたばみ』

《行事》

〖十六団子〗…春には農作物を守るために゛田の神様゛が山から里へ下りてきます。この神様

       の移動日である3月16日に、十六個の団子を供えることを「十六団子」とよ

       びます。

 


2024年

2月

19日

雨水(うすい)

今日2月19日より、24節気の「雨水」に入りました。(~3月4日頃)

雪や霰が雨に変わり、氷も解けて水となる頃。冷たさのゆるんだ雨は「木の芽雨」といわれ、木々が芽ざす助けとなる。「雨水」は農耕を始める時期の目安とされてきました。

《旬のもの》

   野菜 …『春キャベツ』  魚介 …『蛤』  野菜 …『辛子菜』

《言葉》

 『霞違いがわかるようで、わからないのが霞と霧。目で見る限りにはわかりませ

       ん。「霞は春の季語」「霧は秋の季語」とされています。霞は「たなびく」

       と使いますが、霧には使いません。霧は「たちのぼる」と使います。


2024年

2月

04日

立春(りっしゅん)

 今日2月4日より、24節気の「立春」に入りました。(~18日頃)

 「寒明けて、この日から春」。気温は寒さの底にあっても、梅ははんなりとほころび、光は春めいて、雪解けと芽生えをおこす。

 旧暦では、一年の始まりは「立春」からと考えられていました。そのため、節分や八十八夜など、季節の節目の行事は立春を起点として定められています。

《旬のもの》

    野菜…『蕗の薹(ふきのとう)』  野鳥…『めじろ』

《行事》 『初午』立春を迎えて初めに訪れる午の日。豊作祈願と稲荷信仰がをする慣わしが結びついた

             もので、稲荷詣でをします。

《兆し》 『梅の開花』

     ・いち早く春の訪れを知らせる梅の花は、1月下旬から5月上旬まで、約3か月をかけて、ゆっくりと

       日本列島を北上します。


2024年

1月

20日

大寒(だいかん)

1月20日より、24節気の「大寒」に入りました。(~2月3日頃)

「大寒」とは今日、1年でいちばん寒さが厳しくなるころ。かじかむ身を引き締めて寒稽古に励み、寒天や凍り豆腐、酒の寒仕込みに精を出す頃。

 「三寒四温」という言葉のように、寒い日が三日続くと、その後の四日は暖かくなり、寒い中にも少しだけ春の気配を感じられます。

《旬のもの》

    木…『南天』  魚…『鰤』  果物…『金柑』  野菜…『牛蒡』

《行事》

 『節分』立春の前日のことで、「季節を分ける」という意味があります。季節の変わり目には鬼が出るといわ

        れたことから、「鬼は外、福は内」と豆をまく慣わしや、柊と鰯の頭を飾る習慣ができました。


2024年

1月

06日

小寒(しょうかん)

今日1月6日より、24節気の「小寒」に入りました。(~19日頃)

寒に入り、本格的な冬となる。雪起こしの雷が鳴り、雪国ではしんしんと雪に沈む。1里北へ行けば1尺、雪は深く降り積む。

「小寒」とは、『寒の入り』といわれ、これから更に寒さが厳しくなるころ。小寒から節分までの三十日間のことを「寒の内」と言います。寒が明けると立春になります。

《旬のもの》

   花 …『蠟梅』  木 …『柊』  魚 …『河豚』  野菜 …『七草粥』

《行事》

  『十日戎』…七福神の一人である「戎神」を奉る、年初めのお祭りです。参拝者は笹に小

        判や米俵などの縁起物を付け、商売繁盛を願います。また、福を集める熊手

        やざるなども売られています。


2023年

12月

22日

冬至(とうじ)

今日12月22日より、24節気の「冬至」に入りました。(~1月5日頃)

「冬至」とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころ。寒さを乗り切るために、栄養価の高いかぼちゃを食べ、柚子湯に浸かり無病息災を願います。

《旬のもの》

   果物 …『柚子』  鳥 …『雀』  魚 …『鮪』  野菜 …『黒豆』

《行事》

『除夜の鐘』大晦日から元旦にかけて108回の鐘をつきます。108回の数字は、月の数、二十四節気、七

         十二項を足した数という説から、その他にも様々な説が伝えられています。


2023年

12月

11日

大雪(たいせつ)

今日12月7日より、24節気の「大雪」に入りました。(~21日頃)

「大雪」とは本格的に冬が到来するころ。山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積ります。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。

《旬のもの》

  花…『シクラメン』  果物…『洋梨』  魚…『鱈』  野菜…『大根』

《行事》

『だるま市』飯泉山勝福寺(神奈川県小田原市)のだるま市は、この時期に行われます。境内には数多くの

         だるまを売る店が並びます。日本三大だるま市は年が明けてからです。


2023年

11月

22日

小雪(しょうせつ)

今日11月22日より、24節気の「小雪」に入りました。(~12月6日頃)

「小雪」とは、雪が降り始めるころ。まだ積もるほど降らないことから、「小雪」といわれたようです。お世話になった方に、感謝の気持ちを贈るお歳暮の準備をする期間でもあります。

《旬のもの》

   蟹…『蟹鋤鍋』  鳥…『翡翠』  果物…『蜜柑』  野菜…『ほうれん草』

《行事》

『新嘗祭』…11月23日に新穀の収穫を感謝するお祭りで、この年に収穫された穀物を食すことを「新嘗」と言います。

24節気「小雪」72候

58候 虹蔵不見 (にじ かくれてみえず)  =虹の姿を見かけなくなる

59候 朔風払葉 (きたかぜ このはをはらう)=身を切るような北風が木の葉を払う

60候 橘始黄  (たちばな はじめてきなり)=橘の実が色づき始める

2023年

11月

08日

立冬(りっとう)

今日11月8日より、24節気の「立冬」に入りました。(~21日頃)

「立冬」とは、冬が始まる頃。木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。

《旬のもの》

    果物…『林檎』  野菜…『蓮根』  魚…『牡蠣』  花…『茶の花』

《行事》

 『七五三(しちごさん)』…11月15日は七五三です。数えの歳で、男の子は3歳5歳、

              女の子は3歳7歳の時に、各地の神社へお参りに行きます。


2023年

10月

24日

霜降(そうこう)

今日10月24日より、24節気の「霜降」に入りました。(~11月7日頃)

「霜降」とは、朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降り始める頃。露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてきました。

《旬のもの》

    魚…『鮭』  果物…『柿』  野菜…『生姜』  花…『紫式部』

《行事》

『酉の市』11月の酉の日に鷲神社で行われる祭礼。「酉のまち」「おひとりさま」とも呼ばれています。金銀をかき集

        めるという意味で縁起物の熊手が露店に並び、商売繁盛を願う人々で賑わいます。

24節気 霜降72候

52候 霜始降 (はつしも おりる)   =初霜がおりる

53候 霎時施 (こさめ ときどきふる) =秋時雨が時々降る

54候 楓蔦黄 (かえで つた もみじす)=楓や蔦が黄葉する

2023年

10月

08日

寒露(かんろ)

今日10月8日より、24節気の「寒露」に入りました。(~23日頃)

「寒露」とは、夜が長くなり、露がつめたく感じられる頃。朝晩の冷え込みはきつくなりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。夜空を見上げると、より美しくきれいに輝く月が見られます。

《旬のもの》

   果物…『栗』  魚…『はたはた』  野菜…『青梗菜』  果物…『柘榴』

《行事》

 『体育の日』国民の祝日である体育の日は「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」ことを趣旨としていま

          す。1964年の東京オリンピック開会式が行われた日として、10月10日が体育の日でし

          たが、2000年より10月第2月曜日となっています。

 

【24節気・寒露72候

49候 鴻雁来 (かり きたる)    =鴈などの冬鳥が来たから渡ってくる

50候 菊花開 (きくのはな ひらく) =野菊の花が咲く

51候 蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり)=こおろぎが戸口のそばで鳴く

 

2023年

9月

23日

秋分(しゅうぶん)

今日9月23日より、24節気の「秋分」に入りました。(~10月7日頃)

「秋分」とは、春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のこと。秋分の日を中心とした1週間が秋のお彼岸です。これから秋が深まっていきます。

《旬のもの》

   野菜…『松茸』  果物…『花梨』  魚…『鯖』  花…『金木犀』

《行事》

『おはぎ』…秋分の日にはおはぎがお供えられます。春分の日にはぼた餅がお供えされますがこの2つは同じもの

       です。春は牡丹が咲くので「牡丹餅」、秋には萩が咲くので「御萩」と呼ばれています。

 

〖24節気・秋分72候

46候 雷乃収声(かみなり いましこえをおさむ)=雷が聞こえなくなる

47候 蟄虫坏戸(むし かくれてととざす)   =虫が土に穴を掘って、冬支度に入る

48候 水始涸 (みず はじめてかかる)    =田の水を干す


2023年

9月

08日

白露(はくろ)

今日9月7日から、24節気の「白露」に入りました。(~21日頃)

「白露」とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。降りた露は光り、白い粒の様に見えます。日中の暑さも和らぎ始め、だんだんと秋の気配が深まっていきます。

《旬のもの》

    魚…『秋刀魚』  野菜…『南瓜』  花…『鶏頭』  果物…『梨』

《行事》

『中秋の名月』…旧暦の8月15日は満月にあたり、「中秋の名月」または「十五夜」と呼びます。ちょうど里

          芋の収穫時期でもあるので「芋名月」とも呼ばれます。日本では月見団子やすすきをお供えし

          ますが、地域によっては芋や栗も供えられます。

 

〖24節気・72候「白露」

 

43候  草露白 (くさのつゆ しろし)=野路の草花に露が光り輝く

44候  鶺鴒鳴 (せきれい なく)  =鶺鴒が鳴く

45候  玄鳥去 (つばめ さる)   =燕が南へ去る

2023年

8月

23日

処暑(しょしょ)

今日8月23日より、24節気の「処暑」に入りました。(~9月7日頃)

「処暑」とは。厳しい暑さの峠を越したころです。朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてきます。暑さが和らぎ、穀物が実りはじめますが、同時に台風の季節の到来でもあります。

 《旬のもの》

  花…『木槿』  虫…『マツムシ』  果物…『葡萄』  魚…『鰯』

 〖秋の七草〗七草は春だけではなく秋にもあります。「萩・桔梗・葛・藤袴・女郎花・尾花・撫子」が秋の

          七草です。観賞用として親しまれています。

 

24節気 72候 処暑

40候 綿柎開 (わたのはなしべ ひらく) =萼がはじけて純白の綿花が顔を出す

41候 天地始粛(てんち はじめてしじまる)=天地が秋の気に引き締まる

42候 禾乃登 (こくもの いましみのる) =稲などの穀物が実る