穀雨(こくう)

今日4月20日より、24節気の「穀雨」に入りました。(~5月5日頃)

「穀雨」とは、「五穀豊穣をもたらす雨」や、「雨が降って百穀を潤す」という意味があります。

24節気における春は、立春に始まり、穀雨で終わりを告げます。農耕民族である私たち日本人の祖は、この時期になると田植えの準備に取り掛かりました。雪が解け、様々な命が吹き返し、草花が順々に咲き、鳥が渡り…春はすっかり次の命を育む用意ができたころ、そんな時期が「穀雨」であり、穀物を育てる雨、と言われています。

 

※八十八夜…立春から数えて88日目の夜。穀雨の時期にあり、今年は5月1日。田植えや茶摘みが行われる時期です。

 

(上)僧が岳の雪絵を、りんご園から望む。雪絵が現れ

   ると、本格的に農作業が始ります。

(左)日枝神社のイチョウ。勢いよく芽吹き始めま

   た。

(左下)総合公園の葦の群生も伸び始めていました。

 ※葦・葦牙(あしかび)…水辺の葦の若芽は、水面に出た牙のよ

  うに見えるため、葦牙(あしかび)と呼ばれます。葦牙は食用

  になり、茎はかたいためすだれの材料になります。イネ科の多

  年草。高さは2~6mになります。葦の別名が「よし」なのは、

  葦は「悪(あ)し」に通じるのを避けて、「善(よ)し」と呼

  ぶようになったとか。この地方の地名・苗字に、「芦(葦)

  崎」「吉田」「越湖」「潟田」とありますが、『幻の越の潟』

  の周りであり、関係あるのか興味深いものがあります。

 (右下)筍も顔を出し始めました。

                (H28.4.20撮影)