「秋分」 「秋分の日」

24節気の「秋分」(9月23日~10月7日頃)に入りました。

秋分とは、春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む。昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。

 

今日9月23日は「秋分の日」で、国民の祝日。祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日です。そして、秋分の日を中心とした一週間が秋のお彼岸です。これから次第に秋が深まっていきます。秋への変化がとても楽しみですね。写真は接骨院の裏に咲いている彼岸花です。黄金色の稲穂と青空をバックに写真を撮ってみました(9月22日)。


※「秋分の日」は、1948年に、お寺参りの日、先祖供養の日として広い意味で「祖先を敬い、亡くなった人をしの

   ぶ日」として国民の祝日に制定されました。(明治時代に秋分の中日を秋季皇霊祭と定め、宮中において祖先をま

   つる行事として1948年までつづきました)

※秋分の3日前の日を「彼岸の入り」と言い、3日後を「彼岸の明け」と言い、秋分はその中間に位置するため「彼岸

   の中日」と呼ばれています。(彼岸の入り、中日、明けの7日間を彼岸といいます=秋の彼岸)(春の彼岸=同じ

   く春分の日を彼岸の中日として、前後の7日間)

※元々は農村部で、春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を祝う自然信仰があり、山の神様である祖先の霊を春分

   以前に山から里に迎え、秋分以降に里から山へ送る儀式が行われていました。しかし、仏教の浸透とともに秋分は

  「秋の彼岸として」、(春分は「春の彼岸として」)祖先を供養する意味を持ち始めました。祖先の霊を供養する

   ために、私たちは彼岸になると「お墓参り」に行きます。

※「お萩」と「牡丹餅」は、基本的には同じもので、違うのは食べる時期だけなのです。お萩は、萩の季節、秋の

 岸に食べるもの。牡丹餅は、牡丹の季節、春の彼岸に食べるもの。どちらも、小豆の粒をその季節に咲く萩と牡丹

 に見立てたものと言われています。

  (その他の俗説)

・「あんによる違い説」…小豆あんをつけたものが「ぼたもち」、きな粉をまぶしたものが「おはぎ」

・「あんの状態による違い説」…こしあんをつけたものが「ぼたもち」、つぶあんが「おはぎ」

・「大きさによる違い説」…丸くて大きいものが「ぼたもち」、小ぶりで長めに作られたものが「おはぎ」

・「米の状態の違い説」…もち状態なのが「ぼたもち」、つぶつぶが残っているものが「おはぎ」